「『産直』というのは商品交換における合理化だ。つまり、農家は高く売りたい、消費者は安く買いたい。中間マージンがあるわけだから、両方にわけて、生産者には高く、消費者には安く――そんなものは流通の合理化であって、提携でも何でもない。『提携』というのは都市民の食意識の変革をすすめることである。お互いに交流によって話し合いをすすめ、都市民が援農をしたり、更には農村に長期滞在、居住したりするところまで進む人も出てくる。都市民と農民の『提携』をすすめることが、『有機農業研究会』の『有機農業運動』だ。」
(以上、農村漁村文化協会(農文協)主張 2004年5月号より抜粋) |