A
「ファーストフード店に行けば、いつも容器とかは使い捨てだけどさ。」
B
「それもそうだけど、問題はゴミの内容。ファーストフードから出るゴミの多くは食品関
連のゴミなんだ。」
A
「まあ。そうかな。バイトで客の食べ残しとか。あとはできるだけできたてを、客にださなきゃいけないから時間がたったポテトとか肉は捨ててるけどね。」
「でも、サービス業はつねにお客様を第一に考えなきゃいけませんから(笑)、商品として立派なものを出したいじゃん。」
B
「確かにそうかもしれない。でも、食料をこんなに無駄にしていいのかな?世界には飢餓で苦しんでる人が約8億人もいるっていうのに。」
A
「え、何?そうなの?」
B
「そうなんだ。世界では、日本の人口の約8倍もの人が、食べ物が足りなくて困っている。」
A
「うーむ。」
B
「それに僕たちの住んでいる日本は食料の約60%を海外からの輸入に頼っているんだ。 僕達は、食料を自分達で作っていないから、お金を出して海外から食料を買う。でもその食料はどうなっているだろう?」
A
「俺がバイトしているファーストフード店でも商品として売れないものはどんどん捨てている。
B
「他にもコンビ二、居酒屋、スーパーなどでもどんどん廃棄しているね。日本では食べ物を足りないから、海外から買う。でも食べ切れなくて捨てる。それっておかしいと思わない。」
A
「確かに・・・。」
B
「その代表的な例がファーストフードなわけ。例えばファーストフードのポテト。ジャガイモっていうのはとても栄養素が高くて、世界の人々にとって貴重な食べ物なんだよ。そのジャガイモが毎日多くのファーストフード店から捨てられている。」
A
「うーん。これは矛盾だな〜。毎日行くファーストフード店での食事にこんな問題がかくされていたとは〜。カロリーの話、大量のゴミの話か・・。今までなんとなくファーストフードがおしゃれだと思っていたけど、考え直さなきゃいけないな。」
B
「そうだよ! ファーストフード店の変わりと言っては何だけど、これからは、俺の姉ちゃんがやっているオーガニックカフェで話そうよ。体にも、環境にもいい食べ物がウリなんだ!」
A
「おお。どうせ楽しむなら、そっちの方がいいな!」
(完) |