|
『Adbusteres』はAdbusters
Media Foundationという非営利団体によって出版されている。日本語に直訳すると『Ad=広告/Busters=退治屋』というタイトルの雑誌の目的は単なる広告批判でも、世の中に失望するわけでもなく「人間がより人間らしくいきることのできる」オルタナティブな社会を目指し、人々に呼びかけていくというものだ。
表記は英語だが言葉がわからずとも、有名企業らの広告を皮肉たっぷりにパロディーした痛烈な大手企業批判が笑える。アメリカ帝国を消費社会を環境破壊を、独自の視点とセンスの良さで批判し、問題を訴えている。この雑誌によって実際に、問題が解決するケースもある。例えば、コカコーラ社がシドニーオリンピックのスポンサーとして「このオリンピックは環境オリンピックである」と宣言していた一方で、コカコーラがフロンガス使用の旧型自動販売機を使っていた。それを知ったアドバスターズが、その偽善性をパロディーにし告発した。その結果、コカコーラは旧型自動販売機の使用を止めたのだった。
また、人々に消費について考えてもらう「Buy Nothing Day」(何も買わない日)やメディアの悪影響を考えてもらう「TV turn
off week」(テレビをつけない週間)などを開催している。詳しくは日本語版のホームページをどうぞ。 |
|
|
|