11月19日(土)、大阪NPOプラザにて、グリーンエコノミーのためのエコ貯金ワークショップを開催しました。
あいにくの悪天候で、朝から夕方まで強い雨が続く中でしたが、6名の方に参加いただきました。
ワークショップでは、まずエコ貯金プロジェクトの紹介をしたのち、参加者の現在のお金の預け先について伺いました。
関西で開催したためか、これまでのワークショップよりも地方銀行に預金をされている方の比率が多いように思われましたが、やはりメガバンクに預金されている方が最も多いという結果でした。
それから、エコ貯金プロジェクトメンバー2名を加えた8名で、2人一組となって各金融機関の取り組みを調べました。
今回、調べる対象となった金融機関は、「三井住友フィナンシャル・グループ」「滋賀銀行」「永和信用金庫」「近畿労働金庫」の4つです。
まずは金融機関のディスクロージャー誌やCSRレポート(環境報告書)を眺めつつ、
“その金融機関の考え方に賛同できるか?”
“環境に配慮した融資を行っているか?”
“地域貢献に役立つ融資を行っているか?”
“NPOなどの社会的事業に融資を行っているか?”
“十分な情報公開を行っているか?”
といった点について調べ、2人で話し合います。
調べた結果をまとめて書き出したのち、各組1人ずつで1テーブルを作り、そのテーブルの中で調べた内容を共有していただく時間をとりました。
一人一人の方が調べた金融機関について説明し、質疑応答なども非常に盛り上がった時間となりました。
そうして全員が4つの金融機関についての情報を得たのちに、最初に伺ったお金の預け先について、今後預け変えたいという気持ちを含めて、再度選択していただきました。
すると、信用金庫や労働金庫への預け替えを選択された方が多くいらっしゃる中で、地方銀行も依然として多いという結果となりました。
参加者がどのような気持ちで選択を行ったかという点について伺ってみると、
「労働金庫が多くの社会的な取り組みを行っているので、預け替えたいと思った。」
「メガバンクを変えれば、お金の流れが一気に変わる。期待する意味合いを込めて、メガバンクを残した。」
「地域にもお金の流れを作りたいと思ったので、信用金庫も選択した。」
といった意見が集まりました。
ワークショップが閉会となった後も、参加者間での情報交換なども積極的に行われており、実り多いワークショップだったように感じます。
これからも、様々な地域でワークショップを開催し、グリーンエコノミーや社会性の視点から金融機関を選択する考え方を広めていきたいと思っています。