9月4日(日)、東京・広尾のJICA地球ひろばにて、グリーンエコノミーワークショップを開催しました。
台風が接近しているなかでしたが、幸いにも雨風はほとんどなく、
高校生から社会人の方まで、10名の方にご参加いただきました。
ワークショップの事前説明
エコ貯金プロジェクトのワークショップでは、環境や社会に配慮した取り組みを「社会性」とし、
「社会性」の視点で金融機関の取り組みを調べ、自分のお金の預け先を考えていただきます。
今回のワークショップでは、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、城南信用金庫、
コミュニティユースバンクmomo、ソニー銀行の6金融機関の資料を用意し、
参加者同士で話し合いながら、金融機関の取り組みを調べていただきました。
もちろん、金融機関を選択する際には、1つの金融機関を調べるだけでなく、
他の金融機関がどのような活動をしているか、という比較の視点も必要になります。
そのため、ワールドカフェという形式をとって、席を移動しながら他の金融機関を調べた参加者と
状況を共有する時間を取り、時間いっぱいまで熱のこもった話し合いが続けられました。
ワークショップの様子
また、ワークショップを行う前と行った後での意識の変化を確認するために、
金融機関を「メガバンク(都市銀行)」「ゆうちょ銀行」「地方銀行」「信用金庫」「NPOバンク」「その他」の
6種類に分けて、ワークショップの前に現在の預金先を選び、
ワークショップの後に理想的な預金先を選んでいただきました。
現在の預金先では、参加者の預金の半数以上がメガバンクとなっていましたが、
ワークショップの後の預金先では、信用金庫や地方銀行、NPOバンクなどが多くなっていました。
ワークショップの前後で選択した預金先を変更した参加者の意見では、
「城南信用金庫の内容が個性的で、方向性がはっきり伝わった」
「理想としてはNPOバンクにすべてのお金を預けたいが、引き出す期間が一定であるなどの
リスクがあるので、預金額の一部のみ預け変えるとした」
「利便性という視点で、メガバンクも一部残した」
といった意見が集まり、多様な視点から金融機関を選択されているようでした。
ワークショップ前の預金先(現在の預金先)
ワークショップ後の預金先(理想の預金先)
エコ貯金プロジェクトでは、今後も継続的にワークショップを開催していきます。
預金先を選びたいけれど、どんな視点で選べばいいかわからないという方は、
ぜひ次の機会にエコ貯金プロジェクトのワークショップにご参加ください。