ピープル・ツリー モザイクモール港北店を訪問しました。
ピープル・ツリーは未来バンクの融資先フェアトレードカンパニー株式会社が展開しているブランドです。
ピープル・ツリーはフェアトレードの洋服や帽子などのファッションアイテム、
アクセサリーや雑貨からベビー用品まで扱っています。
フェアトレードとは発展途上国の商品を適正な価格で継続的に購入して、
商品の生産者を搾取しない対等な関係で商品を取引する貿易の仕組みです。
それによって社会的に弱い立場におかれてきた発展途上国の生産者の自立を支援し、
その土地の伝統や技術を大切にします。
また商品の素材やどうのようにして作られたものかを大切にしています。
例えば、オーガニックコットンを使用していたり、
手織りや手編みなど人の手でつくられたものが商品の中心です。
オーガニックコットンとは農薬や化学肥料3年以上使っていない土地で
栽培されたコットンのことで環境にも人にも優しいです。
モザイクモール港北店はショッピングモールの一角にあり、
周囲には洋服のお店がずらりと立ちならんでいます。店内の雰囲気は明るく、
手作り感にあふれた小物やキラキラしているアクセサリーなど
おしゃれなものが飾られています。
こちらの店舗の開業資金に未来バンクの融資資金があてられています。
この店舗にいらっしゃるお客様はピープル・ツリーが
フェアトレードのものを扱っていることを知らない方がほとんどです。
そのためオーガニックコットンに関するクイズを出したり
子供向けの手作りワークショップを行ったりするなど関心をもっていただく工夫をしています。
NPOバンクから融資を受けた理由はNPOバンクの活動と
フェアトレードカンパニーの活動はともにお金の流れを変える動きだからです。
フェアトレードは生産者を搾取するお金の流れを生産者に労働をした
対価が支払われるようなお金の流れに変える仕組みですが、
お金の流れを変える動きとしてはNPOバンクも同じです。
現在は一般の金融機関からの借り入れや直接支援者から資金を集める
「私募債」の発行など資金調達の方法が多様化していますが、
NPOバンクからの融資は今後も継続する予定です。
フェアトレードカンパニーの取り組みはNPOバンクと似ていると、
店内の洋服のタグを見て感じました。どの国のどんなコミュニティの方が作っているか、
またどんなものをどういう技法で、どういう思いを込めて作ってあるかが書いてあります。
それはまさにNPOバンクのお金の行先の透明性と同じです。
NPOバンクがどの団体に融資しているかはWEBサイトなどで公開しています。
そして今回融資先を訪れたことで、NPOバンクの先でどのような人の
ところにお金がまわっているかが見えました。
みなさんもぜひお近くに行かれる際はピープル・ツリー モザイクモール港北店に
ぜひ一度足を運ばれてはどうでしょうか。
【外部リンク : ピープル・ツリーのwebサイト】