生物多様性条約/ABS 入門講座&パリ会議報告会
〜遺伝資源と南北問題。今、ABS 関連の国際会議では何が話されているのか!?〜
2009年5月31日(日)14:00〜16:30 @国立青少年オリンピックセンター
医薬、食品、化粧品などの開発に使われ、人間にとって有用な資源である"遺伝資源"。
遺伝資源の持続可能な利用のためには何が必要か?
世界では何が話し合われているのか?
"遺伝資源"をとりまく諸所の問題=ABSと、世界各国の主張を、昨月にパリで開かれた国際会議(ABS 第7 回作業部会)に参加してきた私たちが、生の声で伝えます!!
2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて活動している方、環境問題・南北格差に関心のある方、もう一歩踏み込んでみませんか?
国際的な舞台で交わされた熱い議論とその背景を、わかりやすく説明します。今回は"遺伝資源"に注目です!ふるってご参加ください。
【ABSとは?】
今、人間活動に欠かせない自然資源やたくさんの生き物たちが、かつてないほどのスピードで減少しています。 それを解決するべく、1992 年地球サミットで署名が開始し、"生物多様性条約"が誕生しました。
条約が出来て17年が経ちましたが、今も、世界中が集まる国際会議の場では具体的な取り組みやルール作りのための熱い議論がかわされており、世界の動向は刻一刻と変化しています。
このような中、生物多様性条約の履行確保において現在最も注目を集めているのが"遺伝資源"の問題
(正式名称:遺伝資源へのアクセスとその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分。通称:ABS(Access and Benefit-sharing))です。
私たちの生活には植物などに含まれる有用な成分を利用することで生まれた製品があふれています。 これらから企業が得られる利益も膨大です。しかしその一方で、遺伝資源をもともと保有していた国(主に開発途上国)に利益が還元されていない現状や、富の行き先がバイオテクノロジーの発展した先進国のみであるといった指摘も存在します。
このような先進国と途上国の対立はこの問題の大きなひとつの側面であり、交渉を難航させる原因になっているのです。
生物多様性条約の締結国会議で議論されているABSとは、南北問題と強く関係しているのです。
- ◆概要◆
- 日時:2009年5月31日(日) 14:00〜16:30(13:30開場)
- 場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 第2ミーティングルーム(2階)
http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html - 対象:生物多様性条約第10 回締約国会議に関心のある方生物多様性、生物多様性条約、遺伝資源、南北問題などに関心のある方
- 定員:50名
- 参加費:一般1000円、会員・学生800円(資料代含む)
- 主催:国際青年環境NGO A SEED JAPAN 生物多様性チーム
- ☆ゲスト:林希一郎教授(名古屋大学エコトピア研究所)
http://www.esi.nagoya-u.ac.jp/staff/pdf/yugo/07_khayashi.pdf
- ◆プログラム◆
- 1.はじめに
- 2.ABS とはどんな問題か(仮)?
講演者:名古屋大学エコトピア研究所 林希一郎教授 - 3.ABS 第7 回作業部会で、どんな交渉がされたか?
講演者:A SEED JAPAN 生物多様性チーム担当理事 小林邦彦 - 4.生物多様性条約第10 回締約国会議に向け、どう進んでいくか?
コーディネイター:A SEED JAPAN 前代表 林雄太 - 5.おわりに
- ◆申し込み方法◆
- 以下の申し込フォームに記入の上、件名を「ABS 第7回作業部会報告会参加」として、info@aseed.org(担当:山下、三本)までお送りください。
−−−−−−−−申込フォーム−−−−−−−−− 氏名: 所属: E-mail: 電話番号: 興味のあること: その他質問等あればお書きください: −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※申し込みの際にご提供いただいた個人情報は、本イベントならびに関連イベントの案内・手配・連絡等に使用します。
それ以外の無断転用はいたしません。
なお、取扱いに関して疑問・要望・質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
- ◆お問い合わせ◆
- 国際青年環境NGO A SEED JAPAN 生物多様性の利用をフェアに!プロジェクト
(担当:山下)
E-mail:info@aseed.org
Tel: 03-5366-7484 Fax: 03-3341-6030