南北問題解決のために市民が出来ること
〜貧困をなくすための新しいライフスタイルとしてのLOHAS〜
国連によると、今、地球上で3秒に1人、「貧しさ」が原因で子供が死んでると言われています。
この不公正な現実に対して、私たちは寄付したり、食料を送ったり、政治家に声を上げることが出来ます。
しかし、私たちは身の回りに、私たち自身にとって、より直接的な問題を沢山抱えています。
青年の雇用の問題、ごみ問題や自然保護など、環境の問題、治安や教育など、地域の問題など、
様々な問題に囲まれる中で、遠い国の貧困の問題について考え続け、
日常の中で「出来ること」をやり続けることは、けして容易ではありません。
もっと大勢の人が参加できて、もっと沢山の命を救える「出来ること」はないでしょうか?
A SEED JAPANでは、初めて貧困問題に関心を持ち、何か出来ることをしたいと思った人に、一緒にやりたいと思える具体的なアクションを、実際に南北問題や開発問題に関わっているNGO/NPOや青年と協力して考えました。根本的な解決につながり、しかも日常で誰にでも出来ること、という視点で議論を重ね、「貧困をなくすためのライフスタイル」という形でまとめました。これは、LOHAS(Life of Health and Sustainability/健康と持続可能性を考えた生活スタイル)という、今、環境に関心ある層に広がっている、自分にも地球にも役立つライフスタイルに、「貧しさに苦しむ人々のためにも役立つ」という要素を足した新しいライフスタイルといえます。
もちろん、このライフスタイルはひとつの参考としてのモデルであり、一人一人に合った「出来ること」が、数限りなくあることは言うまでもありません。ぜひ、自分に合った「貧困をなくすためのライフスタイル」を見つけて、実行してください。
最初の一歩として、「楽しく」気づけることが重要です。日常の中で、自分だけが気持ちいいことばかりするんじゃなくて、自分も楽しいけど、自分以外の苦しんでいる人、闘っている人と、限りある地球の富や資源を分かち合う方法を、積極的に探してみませんか?
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