●基本データ |
会社サイト:
http://www.chuden.co.jp/
環境対策に関するページ:
http://www.chuden.co.jp/torikumi/fr_kankyo.html
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●どんな会社?
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中部一帯に電力を供給している。日本の「勝ち組」とも呼ばれ、LNG(液化天然ガス)の販売事業、コンサルティング、環境ビジネスなどをしている。しかし、原発のトラブル隠しに加え、鉄塔建設問題や水力発電所建設問題などで自然を脅かしている。
中部電力企業紹介
http://www.chuden.co.jp/recruit/daigaku/kigyo/enterprise/index.html#21
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●エコナビCheck!〜環境報告書を読んでみて〜 |
世界銀行の炭素基金への出資
同社は炭素基金を「環境ビジネス」に分類しているが、このファンドの出資するプロジェクトには、ダム事業や伐採を含む植林事業が含まれていると批判されている。 |
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●エコナビ裏Check!〜実はこんなプロジェクトも?〜 |
ヒンクルット石炭火力発電所問題
2003年に中止された、タイのプラチュアップキリカン県に石炭火力発電所を建設する計画。計画をめぐって激しい住民運動が起こり、何度か流血事件も起きた。タイ政府が計画地・燃料の変更を決定し、計画は中止された。 |
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長野県・王滝村の揚水発電ダム計画
長野県に揚水発電ダムを建設する計画。住民の反対運動に直面
しているが、計画は進んでいる。 |
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●調査員のコメント |
環境報告書のほかにも、図を加えて分かりやすく説明を加えた「エコレポート」の作成や、ホームページにも子供向けに楽しく勉強できるページを作るなど、環境保全活動を広く理解してもらおうという姿勢は見える。しかし、多くの情報を開示しているようにも見えるが、このページであげたことのように自分たちに都合のいい情報は載せていないのでは、何のための環境報告書か分からない。自分たちの行っていることで環境に影響を与えるものについて、それがいい影響でも悪い影響でもすべて開示してこそ、環境報告書の意味が出てくると思う。
(2003年8月30日 しむけん)
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