NO FUTURE
# 55 Sept / Oct 2004
No Future? Perhaps. Our planet
is drawing into a dark winter, as therunaway effects of our
consumer lifestyle threaten to knock the earth out of whack
for one thousand years. Species are dying, climate change
accelerating, and we carry on regardless like addicts in denial.
But there is always hope. We need a new way of doing business
that doesn't thrive on the death of nature, a new way of thinking
that will redefine progress.
We introduce the economists trying to shift the paradigm,
and we explain the true cost revolution that will help reprogram
the doomsday machine ? and save the earth for future generations.
「ない未来」
# 55 9 /10月号 2004
“もはや常習化し暴走した消費生活を止められずに、この星はこのまま滅び行くのか?しかし希望はいつの時代にもある…。”
とアドバスターズ#55は訴える。「進歩」とは、何を持って「進歩」と言えるのだろうか?だた、テクノロジーだけが進歩し便利な社会を築くことではないのは明白の事実だ。しかし尚もテクノロジーの発展ばかりが優先されているこの現状。アメリカ的民主主義は果たしてリアルな民主主義をイラクに構築できるのか改めて考えさせられるとともに、もう一度「進歩」という言葉の真の意味を考えたい。
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I, TERRORIST
# 54 July/August 2004
Turbo capitalism
has unleashed hungry monster egos upon the world that do nothing
but consume. They are born uncontrolled and uninhibited, demanding
more and more from a planet that is less and less able to
give. Are we all terrorists now? Where do you draw the line?
「わたし、テロリスト」
# 54 7 /8月号 2004
“高速型資本主義は、ただ消費するのみのモンスターを解放してしまった…。求め求め求め、資源は減る減る減っていく…。私たちは(地球に対する)テロリストなのか?”
と、アドバスターズ#56は嘆く。
本当のテロリストは誰なのか?あの恐ろしい9.11も確かにテロリストと呼ばれる者達の仕業であったが、しかし、社会の理不尽なシステムの歪みが生み出した産物とは考えられないだろうか?単純な「文明vs.野蛮」といったような二元論的な構図はこの世に存在しないはずである。世界はもっと複雑で豊かだ。
そして、視点を地球規模に替えてみると人間と言う種は、他の種にとって見ればテロリスト以上にテロリストで、地球にとっちゃ資源を途方もなく使いまくる厄介者で、とにかくとんでもない輩たちなのだ。しかしだからといって、人間をやめるわけにはいかないので、共存していかなきゃいけない。そのへんのことをきちんんと本質的に理解するべきだろう。
テスト前はやろうやろうと思っていても結局前日夜に、必死になってやるだけで失敗したテストの経験、誰もがあると思う。でも、これはテストじゃないし、手後れになったらもうおしまいだ。もうそんな時期じゃないかな。
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HOPE AND MEMORY
# 53 May/June 2004
'Hope
and Memory,' takes an unyeilding snapshot at the centuries-old
legacy of US military intervention around the world. Along
this journey there have been both ecstatic highs and brutal
lows. But while the flag of freedom still flies high above
the US war machine, what is America's promise today?
「希望と歴史」
# 53 5 /6月号 2004
“アメリカの軍事的な歴史の遺産を、建国時から今日までにかけ徹底検証。そこにはアメリカの忘我状態の高揚と粗暴な法があった。未だ戦争マシーンの上で翻るアメリカ国旗…アメリカが今日約束しているものとは?”
「宣誓」
※答え:旗に書いてあること
なぜなら国がその魂をコーポレートパワーに売り渡したから、
なぜなら消費者主義が国の宗教になってしまったから、
なぜなら少数グループのネオコンが国のアジェンダを支配してしまっているから
そして、なぜならみんなが『自由』の本当の意味を忘れてしまったから、
私は成すべき事を行い、自分の国を取り戻すことを
ここに宣誓します。
社条旗よ永遠なれ
【日本語サイト】より抜粋
とアドバスターズ#53は誓う。
日本も他人事ではすまされないだろう。経済大国になった日本がこれから進める道ってどんなもんだろう?って考えるとネガティブになってしまうのだが^^;いやいや、未来は明るいはずだ。そう、明るい未来のためにも現実を知って、自分から動き出さなきゃ何も変わらない。昨年発表された世界の軍事費で日本は世界第2位だった。おかしい!と思うのが普通だろうが、なぜだ?切っても切れないアメリカとの繋がり、北朝鮮驚異、その他色々原因はあるだろうが、年間に国民ひとりあたり¥4万払っていることになる軍事費の実体…あなたは平生と受け止められるだろうか?よっぽど平和の国としてできることの方がたくさんあるのではないだろうか…。イラクに自衛隊を派遣したことにより長い年月かけて築き上げてきた日本と中東の他国にはない信頼関係を一気に崩してしまったと、アフガニスタンを中心として活動する中村哲先生やイラク政治専門の酒井啓子さんらはそう指摘する。
日本としてできること、日本だからできること、もっと足元から考えたい。
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