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6月25日、マイケル・ムーア氏のドキュメンタリー映画『華氏911』が封切りされた。政治風刺家のホープ、マイクの新作は、同氏が『ボーリングフォーコロンバイン』で達成したアメリカのドキュメンタリー映画興行記録2150万ドルを、たった三日で塗り替えた。この数字は、通常の映画館の三分の一の数で達成されたことを考えると、まだまだ記録を塗り替えそうだ。日本での公開日は、恵比寿ガーデンシネマ等で8月14日、その他の劇場では21日から見られるようだ。何かと話題の多いこの作品、観客は政治への関心が薄い若年層や無党派層が多いこともあって、間違いなく大統領選挙の投票率や投票行動に影響を与えるだろう。ブッシュ陣営はムーア氏を過小評価したことを後悔し、保守系団体サイト「Move
America Forward」では「STOP MICHAEL MOORE」キャンペーンを展開しているが、ハリウッドスター、レオナルド・ディカプリオもスパイク・リーも、『華氏911』を絶賛しているとあっては、ブッシュ陣営の旗色が悪い。
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