7月24日、地球・人間環境フォーラムの飯沼佐代子さんを講師にお呼びし、バイオマス発電に関する内部勉強会を開催しました。勉強会には、高校生・大学生の活動メンバーを含む10人が参加しました。
勉強会では、カーボンニュートラルとされるバイオマス発電が、実際には環境に悪いものも含んでいることを学びました。特に、木材を原料とした生物資源である「木質バイオマス」を用いた発電について、以下の3つの問題点が指摘されています。
①石炭と比較して木材の方が燃焼時のCO2排出量が多い
②熱が効率よく活用されていないために、発電効率が3割程度と悪い
③森林は一度切るとその炭素保有量を回復するのが極めて困難であるために、木質バイオマスが再生可能エネルギーであるとは言い難い
参加者からは、バイオマス発電に関する日本の政策や事業者の現状に関して質問が出され、相互的な学習が出来ました。
2022-08-31