2005年12月13日〜18日
WTO閣僚会議@香港
2005年12月13日〜18日、香港で開催されたWTO(世界貿易機関)の閣僚会議へ、MDGsウォッチチームから6名が行ってきました。会議場では私たちが独自に政策提言やアクションを行い、また、多くのNGOが集うマーチ(平和的なデモ行進)にも参加しました。
政策提言とは、自分たちの主張を書いた提言書を政府関係者や新聞記者に渡して政策に反映するよう訴えるとともに、それを新聞に掲載してもらうことで世論喚起を促すことを言います。今回私たちは、日本政府に対し「特別セーフガードメカニズムと特別品目について具体的に主張し、合意すること」と「低所得国の柔軟な関税設定が可能になるよう主張し、合意すること」の2点を記した提言書を作成し、中川農水大臣に直接手渡したほか、新聞等の各種メディアの記者の方々にも配布して、チームの主張を訴えました。
アクションでは、閣僚会議の交渉を皮肉ったメッセージバナーとオブジェを使った寸劇を行いました。香港やスペインのメディア4社から取材を受けました。各国のNGOが集まるマーチでは、アクションで使ったバナーを広げて行進しました。マーチは、日本や台湾、韓国の農民連合や欧米のNGOを中心に5000人以上もの人が集まり、メッセージバナーやオブジェを持ち、楽器を鳴らしながら通りを歩く華やかなパレードでした。
結局、閣僚会議の結果は、今回もまだ先進国優位なものでした。私たちは今後もWTOの交渉に目を向ける必要があります。
(文責:杉山 佐保子)
▼MDGsウォッチチーム
http://www.aseed.org/mdgswatch/
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華やかなマーチの様子 |
A SEED JAPANの主張を書いたバナーを
持って、マーチに参加 |
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WTOマジックタワーを使ったアクション |
ビクトリアパークにあったメッセージオブジェ |
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NGO集結の場、ビクトリアパーク |
途上国政府の記者会見 |
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