2005年11月23日
環境NGOと市民の集い
「レッツエコボランティア&エコ就職」イベント報告
「お金」「やりがい」、そして「社会性」。この3つの要素が満たされた活動、働き方をしていこう――今回のイベント「レッツエコボランティア&エコ就職」では、これから社会で活躍してゆく若者に、多くの環境NGOが活動の報告や、スタッフの生き方を伝えるというものでした。
参加者は、これから就職活動を控えた大学生が中心です。「環境に関する仕事につきたい」と考え、働くことを目前に控えている200人もの観客のまなざしは真剣そのもの。全体会ではパネリストの方々もその熱気に応えるべく、ご自分の団体の活動や人生、そして今後の抱負をたくさん語ってくださいました。時にはなんと、ラップも飛び出したり!
分科会では、各分野ごとに詳細の団体の活動報告も聞くことができました。筆者が参加していたのは「循環型社会形成」の分科会。パネリストの方々の問題意識は、ご自分の住んでいらっしゃる地域、気になる社会問題、市民活動のありかたなど本当に様々でした。同じ「循環型社会をつくる」活動の中にも、こんなアクションもあるのか!
と参加者一同驚くばかり。しかし、皆一点つながっていることがあります。それは「自分が、こうやって社会に関わって生きてゆくことが楽しい!」というパネリストの方々の情熱とまっすぐな生き方です。これからの働き方、生き方を考えてゆく若者にとって、自分の情熱にそって活動し、社会に貢献してゆく人々の声をきけたことは大きなプラスになったことと思います。
なんと、参加者には最後にプレゼントがありました。その名も「エコボランティア&エコ就職するための10の方法」。この10の方法に書かれたステップをのぼってゆくことで、生き方・働き方がエコロジーになってゆくというチェック表です。「エコ就職」「エコボランティア」のキャリアはそれこそ千差万別で、なかなか見えづらいのが現実です。しかし、このチェック表があることで、このパネリストの方々がどんな過程を歩んできたのかが見え、参加者の若者が次のステップを意識できるようになったのではないでしょうか。
この「レッツエコボランティア&エコ就職」の参加者のみなさんは、10の方法のステップでいえば最初の階段をのぼった段階にいます。ここから先、まだまだ階段はありますが、どんどん登り始めて社会に貢献してゆける若者が増えてゆくでしょう。このイベントが、その階段をのぼる大きなきっかけになっていれば、こんなに嬉しいことはない!
私もエコ就職したい!
イベント終了後、パネリストと参加者が活動について語り合う熱気あふれる会場で、筆者も「エコ就職」への情熱を参加者にまけじとめらめら燃やしたのでありました。
(文責:和田 あずみ)
▼エコ就職ナビ
http://www.aseed.org/econavi/
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