2005年7月13日
A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト &
SIF-Japan 共催SRIセミナー
『投資を変えれば世界が変わる
〜 個人投資家のエコ意識とカネ意識』報告
2005年7月13日に A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト と SIF-Japan(*1) の共催で、個人投資家の「環境意識(エコ意識)」と「金融意識(カネ意識)」について考えるセミナーを行いました。講師には『世界を変えるお金の使い方』(Think
the Earth Project/ダイヤモンド社)(*2)の著者である山本良一氏をお迎えしました。
山本先生からは、科学的知見を持って危機意識を高め、「世界を変えるのは自分たちなんだ」という熱い志を持ってほしいというメッセージを軸に、SRI(社会的責任投資)についてお話しいただきました。続いてSIF-Japan代表の後藤さんから、日本国内のSRI市場規模が広がらないことの一つに、市民参加型のアクションが少ないことが挙げられました。今後も、様々な活動を通じて市民参加型アクションを広め、投資に対する意識を高めていくことがSRIの裾野を広げていくことにつながるということでした。A
SEED JAPAN からは、エコ貯金プロジェクトメンバーの土谷から、主に我々の活動趣旨や今までの活動から見えてきたことを伝えた後に、SRIを広げるための手段として、その効果を可視化するということを提案しました。
最後に行われたフロアディスカッションでは、SRIに対する関心の高い質問や、エコ貯金や3億円キャンペーン【リンク:http://www.aseed.org/ecocho/】に対する質問・賛同を多く頂き、A
SEED JAPAN としてはエコ貯金にまだまだ潜在性を感じると共に、より多くの人に広めていく必要を実感しました。
今回のセミナーを通じて、環境意識と金融意識のバランスがいかに重要であるかということを訴えることができたと思います。金融業界における環境意識の表明は、他の分野におけるエコ主張とは社会に与える規模の大きさが違うといっても過言ではないでしょう。『スピード』と『規模』の問われる環境問題に、金融意識の投入は必須であると考えます。
そのための手段の一つであるSRIの裾野を広げることは、一朝一夕で出来るものではありませんが、今回のセミナーが満員であったことからもわかるように、徐々に浸透しつつあるといえます。ぜひみなさんも、SRIについてもう一度考えてみてください。
(文責:菊池 洋平)
▼*1 : SIF-JAPAN
http://www.sifjapan.org/
▼*2 : 世界を変えるお金の使い方
http://www.thinktheearth.net/jp/money/
▼エコ貯金プロジェクト
http://www.aseed.org/ecocho/
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