2005年6月24日〜26日
新庄ツアー2005 「百姓×青年」
2005年6月25日早朝、夜行バスで28名&現地合流4名、総勢32名の青年が山形県新庄の地に降り立ちました。今年のツアーの理念は、「『遺伝子組み換え作物は植えません!』宣言」をした新庄のお百姓さんの背景を知る事でした。
このツアーを作るために、4月から5〜6名のメンバーでミーティング・勉強会等を重ねました。そして「GM(遺伝子組み換え作物)フリーゾーン宣言の背景を探る。」という明確なツアーの目的を持ち、「ネットワーク農縁」というお米の産直団体と連携する事で、スウェーデンで遺伝子組み換え作物の反対運動をされているフリッド・アキコさん、遺伝子組み換え食品いらないキャンペーン代表の天笠さんなど様々な年代の方へもツアーの波は広がっていったのです。
ツアーはとても中身の濃いものとなりました。土にまみれた田んぼの草取り、百姓・都市の消費者・NGOの三者の視点から見た遺伝子組み換え作物についての意見交換会。百姓と青年が新庄の循環型社会の取り組みについてお酒を交えて語り合う交流会。そしてみんなで寄せ書きした「遺伝子組み換え作物は植えません」宣言に託した思い…。そして閉会式で参加者のみなさんは、「会社の食堂をエコロジーに変えたい。」「大切に作られたお米を大切に食べたい。」「遺伝子組み換え食品は買わない。」「将来、栄養士になるのでこの経験を生かしていきたい。」「トラストに参加します。」etc.
様々な思いを語ってくれました!!
現在の日本社会の矛盾や経済のグローバル化の影響は、山形県新庄市のような地方の農村に顕著に現れています。その中で、たくましく楽しく有機農業・地域づくり・都市農村交流に取り組むお百姓さんたちとの交流は、私たちの感性に直接的な「衝動」を与えます。そういった「衝動」が、私たち青年に与える影響はとても大きいものです。
まず現場に立ち、現場の視点から自分たちの未来について考えよう! そしてみんなで助け合いながら、あふれる希望を作り出していきましょう!
(文責:君嶋 耕)
▼A SEED JAPAN 食農チーム
http://www.aseed.org/agriculture/
▼2003年・2004年の「田んぼの草取りツアー」イベント報告
http://www.aseed.org/event_report/syokunou.html
http://www.aseed.org/event_report/shokunou2004.html
▼ネットワーク農縁
http://www004.upp.so-net.ne.jp/net-nouen/
▼遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
http://www.no-gmo.org/
▼他のイベント報告も読む
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