目次
ガバナンス(法令遵守)
ガバナンスとは一般的に「企業統治」と訳されることが多く、企業が公正で透明性のある経営を行うための体制・仕組みづくりのことです。
- 情報開示の透明性:ステークホールダー(顧客、投資家、地域社会など、企業が事業活動を行うにあたっての利害関係者)に対して、その企業の評価に必要な情報を開示すること
- ステークホルダーとの対話:企業の持続可能性の向上や企業価値向上に向けて、ステークホルダーと対話すること
- 社外取締役の選任:「社外取締役」とは、当該企業と取引や資本関係の無い社外から招かれた取締役の箏。独立した立場からの企業の経営を監督することが期待される。
- その他:コンプライアンス(法律や社会規範に違反しないこと)、汚職防止、リスク管理体制の構築など
ESGの中で投資家が最も重視するのがG:ガバナンスであるとの調査結果もあります(Russel社、2020 Annual ESG Survey)。なぜなら、ガバナンスが企業経営に関わる課題でありあらゆる企業に例外なく認識されている共通の課題と認識されているから、またガバナンスをきちんと行うことが、環境・社会課題に対処するための前提条件であると考えられているからです。
参考文献
日本生命保険相互会社(2023),第6回 ESGの「G」について考える,https://www.nissay.co.jp/enjoy/esg/06.html
ESGのE:環境
気候変動/生物多様性 気候変動(=気温及び気象パターンの長期的な変化)は1800年代以降、主に人間活動、特に化石燃料の大量使用を原因として発生しています。産業革…
ESGのS:社会
ジェンダー/人権侵害 「ジェンダー」は日本語ではしばしば「性」「性別」と訳されますが、正確には生物学的・身体的な性別ではなく、社会的・文化的に構築された性別(属…
ESGのG:ガバナンス
ガバナンス(法令遵守) ガバナンスとは一般的に「企業統治」と訳されることが多く、企業が公正で透明性のある経営を行うための体制・仕組みづくりのことです。 情報開示…
ESGの世界の潮流
情報公開/グローバル規範 近年、大規模の山火事や異常気象が多発していることはよくニュースなどで耳にすると思います。このような「環境」や「社会」に多大な影響を与…
この記事を書いた人
サラディ