ただし、化石燃料を原料に製造するのであれば、CO2排出量
が減るわけでもなく、製造にかかるエネルギーが大きければむしろCO2収支は増えてしまうだろう。ライフサイクルアセスメント(LCA)によって、汚染物質削減への寄与度、CO2の収支などを総合的に判断する必要があるだろう。
また、こういった新エネルギーの開発には「環境に優しい」というタテマエの他に、新しい市場を開拓するための投資であること、非化石燃料起源のエネルギーは省エネ法で定める「使用の合理化の対象となるべきエネルギー」から除かれること、電力事業者が一定の比率で新エネルギー購入をしなければならないRPS法があること、などのメリットがあることを覚えておきたい。
調査日:2003年6月28日
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