高浜原発MOX燃料データ不正事件 |
最終更新日
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概要 |
関西電力高浜原発用のイギリスBNFL社から輸入していたMOX燃料に不正がある事実を関西電力が隠したもの。
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場所
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関西電力高浜原発
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経緯 |
1999年9月13日、イギリスBNFL社(英国核燃料公社)製の高浜3号炉用MOX(ウランの代わりにプルトニウムを燃やす核燃料)の品質検査でデータ不正のあったことが判明した。そのため、そのとき4号炉用に運ばれていたMOX燃料にも品質検査データの不正が疑われた。これに対し、同社は「データ不正はない」という中間報告を発表し、通
産省もそれに同調していた。しかし、最終的には報告を一転してMOX燃料の使用を中止することを決定し、同社の虚偽報告が明らかとなった。
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問題点 |
・同社が「データ不正はない」と虚偽報告をしたこと。
・市民(原告)側からの提訴に対し、関電側が「仮に燃料の抜取検査をしなくても、また燃料をそのまま使用しても何ら問題はない」と主張したこと。
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出典 |
グリーンアクション/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会共編『核燃料スキャンダル〜
関西電力・通産省―高浜原発MOX燃料データ不正事件』風媒社,2000年
調査日:2003年8月31日
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