日本は世界中からたくさんの食料を輸入しています。この食料、生産するためには、たくさんの水が必要です。
たとえば、ハンバーガー。レタスを育てるための水、牛が食べる飼料を作るための水、などなど・・・これらを合わせると、ハンバーガー1個をつくるのにはなんと、1000リットル以上の水が使われているのです!
たくさんの水を使って作られている食料を輸入しているということは、食料を作るために必要な水も、間接的に輸入していることになります。この水のことを「バーチャルウォーター(=仮想水)」といいます。
世界各地から輸入するバーチャルウォーターの総量は、日本における水使用量の約8割にも達すると言われています。
私たちは、バーチャルウォーターの輸入を通して世界の“水源”とつながっています。最近頻繁に起こっている各地の水不足も、私たちの行動が少なからず影響しているのです。