明星学園高等部の教員より依頼を受け、10月13日(火)に講師派遣に行ってきました。参加者は、生徒10名・教員4名。ASJ側は、エコ貯金ラボの田川(みっちゃん)、代表理事の濵田(はまこー)、事務局の小川(あかつき)の3名。
SDGsについての選択制の授業で、今回のメインテーマは、気候変動や温暖化。
気候変動とも関りがあるエコ貯金を絡めて、お金という新しい視点を提供できればと思い、プログラムを組み、他にも気候変動への取り組みの一つとして、電力自由化の話やパワーシフトキャンペーンも紹介。
まず最初に自己紹介をして、生徒達にはSDGsの授業をどうして受けようと思ったのかを話してもらいました。
多くの生徒が、元々興味関心があった様です。授業を受けるまでSDGsの意味を知らなかったという生徒もいましたが、今では、しっかりと参加している様子。また、「他の授業の抽選に外れて、仕方なく受講したけど、話を聞いているうちに興味を持ち始めた。」という生徒も。
次に、濵田より、SDGsの概要や歴史を話し、電力自由化とパワーシフトキャンペーンについて話をしました。
続いて、田川より、エコ貯金という考え方や意識について、プレゼンを行いました。
休憩を挟み、後半は、生徒達に「環境問題や社会問題の解決の為に、どんなお金の使い方ができるか?」について、グループワークを小川が行いました。
問いかけに対して、とても真剣に話し合いながら、色々な視点を出してくれました。
テーマを選んだ背景には、生徒達に、「自分で考えて、行動したり、選択する人になって欲しい。今回そのきっかけになれば。」という想いがあったのですが、彼らは、十分にそれを行ってくれたのではないでしょうか。
発表してくれた意見には、例えば、買い物をする際に、商品に、何%が環境問題や社会問題の解決の為に寄付されているかを表示・明記する様にして欲しいという意見が出ました。同時にレシートに何%寄付されたかを書いてもらうという意見も。
確かに、エコな商品も売られる様にはなりましたが、若干それが解り難いものも多いかもしれません。
税金に関連して、選挙にちゃんと行くという意見もありました。近年、選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられた影響でしょうか。
また、洋服を買う際に、出来ればエコな商品を買いたいけど、高いのでファストファッションを買ってしまう。でも、その代わり、長く着るという意見もありました。
その後、補足として、フードマイレージや当人が直接的な使い方だけでなく、他者を啓発するという間接的な影響の仕方もあるなどの話をしました。
生徒さんたちが、環境問題や世界の貧困問題、政治などと真剣に向き合おうとする姿がとても印象的でした。そんな生徒さん達に、今日の時間を通して私たちの問題意識を共有し、一緒に考えてもらうことができて大変有意義な時間になりました。ありがとうございました!(田川)
授業を通して、話し合ったり考えることを通して、一人一人が生活の中でできることを、深刻になりすぎるのではなく、前向きに取り組んでいる姿勢や、マーチに参加してみるなど、実際に行動を起こしているのがいいなと思いました。(濵田)
生徒達は、選択制の授業ということもあり、しっかりと発言したり、話し合っていました。また、こちらのプレゼンにも、頷いていたり、発言をしてくれていたことが印象的でした。(小川)
2020-12-01