今年のノーベル化学賞はリチウムイオン電池の開発に貢献した吉野彰ら三名に送られることになりました。
リチウムイオン電池は、携帯電話・スマホをはじめとする様々な電子機器に利用されるだけでなく、電気自動車を実用可能なレベルのものにした中核的技術として気候変動対策への貢献も高く評価されています。
その技術に称賛が集まり、今後の技術発展にも期待が膨らむ一方で、その爆発的需要は私たちの目には見えにくいところで何をもたらしているのでしょうか?
日本で生産されるリチウムイオン電池に欠かせない材料となるニッケルはほとんどがフィリピンで採掘されています。関わっているのは主に大平洋金属と住友金属鉱山―。
その二社が操業しているリオツバ鉱山地帯とタガニート鉱山地帯にて目撃された最新の環境破壊、労働搾取について報告するほか、電池需要に押されて新たに拡張されようとしている鉱山計画やこれら鉱山にかかわる財政構造についてもご紹介します。
気候変動対策で邁進したいところですが、一歩立ち止まってリチウムイオン電池の「裏側」を見てみましょう。
===================
11月20日19:00~21:00
連合会館402会議室
https://rengokaikan.jp/images/access/map.jpg
・波多江秀枝(国際環境NGO FoE Japan)
・松本 光(国際環境NGO FoE Japan)
・田中 滋(アジア太平洋資料センター<PARC>)
500円(A SEED JAPAN/FoE Japan/PARC会員無料)
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html
国際青年環境NGO A SEED JAPAN
国際環境NGO FoE Japan
アジア太平洋資料センター(PARC)
Fair Finance Guide Japan
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL: 03-5290-3455 FAX: 03-5290-3453
E-MAIL: office@parc-jp.org
本報告会は環境再生保全機構地球環境基金及びスウェーデン国際協力庁(Sida)の助成を受けて開催いたします
2019-10-24