国内の原子力発電所建屋内には、約2万トンの「使用済み核燃料(一度、燃料として使用した後の燃料棒)」が残ったままとなっています。政府はそれを、リサイクルすることでもう一度使える燃料にするための計画を進めてきました。
でも、半世紀前からある計画にも関わらず今も実現していません。それにリサイクルをしても、実は利用できない分、「核のゴミ(死の灰)」が何万年も放射能を出し続けながら残ってしまうのです。
これら核のゴミは、これから何万年もかけて、危険な放射性物質の量が減るまで安全な場所に処分しなければなりません。いったいどのように保管され、貯蔵されるのでしょうか。
政府は今年8月5日に、ワーキンググループで議論してきた結果を「科学的有望地の提示に係る要件・基準の検討結果(地層処分技術WGとりまとめ)(案)」としてまとめ、9月8日までこの案に対する市民からの意見を募集しています。
未来を生きる私たちはどのような責任をもち、どう向き合えば良いのでしょうか。
専門家のお話を聞き、そもそも処分場はどのようなものなのか、処分場の選定に必要な条件や問題点な何なのか。それらを知るセミナーを開催します。
◆◇◆パブリックコメント◆◇◆
「科学的有望地の提示に係る要件・基準の検討結果(地層処分技術WGとりまとめ)(案)」に対する意見募集について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620216007&Mode=0
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【プログラム(案)】
18:30 開場、受付
18:45 開催挨拶
18:55 講演①地層処分WGの議論の抑えどころ
19:25 質問タイム
19:45 講演②パブリックコメントのここがツボ
20:00 質疑応答
20:15 ディスカッション:これからできるアクションとは?
20:45 閉会
【会場】 若松地域センター 第2集会室A(東京都新宿区若松町12-6)
【日時】 2016年9月5日(月) 19:00~:21:00
【参加費】 500円
【定員】 20名
【主催】 国際青年環境NGOA SEED JAPAN
【講師】 伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
※一人でも多くの方にご参加いただきたいため、Skype(音声のみ)参加ご希望の方の方も受け付けております。回線やネット環境によってはつながりにくい場合もありますが、まずはご相談ください。
2016-08-31