さて!居酒屋にいこう!と思っても、居酒屋で飲食するには、お金が必要です。まずお店の前には、ATMが設置してあります。「よし、お金をおろそう!」と思ってあなたがATMに行くと・・・「待ってください!銀行にお金を預けているあなたのお金がどうなっているか知っていますか?」と、ATMが私たちに問いかけてきます。
ATMには、私たちが何気なく預けているお金が、原発の建設やクラスター爆弾などの武器製造に使われているかもしれない、だからこそ自分が預けている銀行がどこにどのくらい融資しているのか意識することが大切だということが画面に映し出されています。
居酒屋に入ったら、まずは注文!!
メニューは、【A.こだわり食材セット―500円/B.CMで話題!おすすめセット―700円/C.地元の農家お手製セット―900円】の3種類を用意しました。3つのセットメニューは、見た目は同じなのに値段が少しずつ違います。でもメニューをよく読むと、1番安いAセットの食材には農薬が使われていたり、Bセットには企業の契約農家の食材が使われていたり、Cセットは値段は高いけれど有機野菜を使っていたり。実は、あなたがどのセットを選ぶかで、私たちの未来が変わりうるのです。
あなたは、あなたが望む未来への選択をしていますか?あしーど居酒屋では、<食>や<エネルギー>など私たちが何気なく消費しているものがどのように生まれ、未来にどのような影響があるのかを知るためのきっかけを提供しました。
有機農業は健康のためだけではなく、その土地の持続可能な環境を作ることにつながります。エネルギーもまったく同じ。市民エネルギーマップを展示し、東京にも市民発電所がいくつもあること等を紹介しました。
本日は、ご来店ありがとうございました。あしーど居酒屋では最後に、私たちの活動にご賛同いただけた方に「エコ貯宣言」を書いていただきました。「エコ貯宣言」とは、利便性や健全性だけでなく、社会性も考えて金融機関を選び、そして、その考えに基づいてどこからどこにいくら預け替えるかを宣言するものです。みなさまからいただいた宣言をもとに、各銀行によりよい社会の為にお金を使うように提言を行い、社会を変えていきます。
今回、土と平和の祭典の出展だけで、
2,500万円分のエコ貯金宣言が集まりました!
各銀行へのコメントでは、「もっと明るい未来の為にお金を使ってほしい」「原発のない社会を実現してほしい」など多くの声が集まりました。今後もより多くのエコ貯金宣言を集め、各銀行への提言活動などを行っていきますので、応援よろしくお願いいたします。
今回、A SEED JAPANはブース出展だけでなく、トークステージも行いました。私たちのブースの隣で出展した東北あしたの森 山本勇樹さん、六ヶ所村で「花とハーブの里」を営んでいる菊川慶子さん、映画「六ヶ所村ラプソディー」の監督 鎌中ひとみさんを囲んで、六ヶ所と東京の連携についてお話をさせていただきました。
エネルギーを大量に消費する東京、原発から出る大量のゴミを貯蔵している青森県。危険な物をできるだけ東京の遠くへ遠くへ……そうしてきた東京の責任を今一度考え直すトークステージでした。とても複雑になってしまった問題ですが、動かなければ解決はしません。これからもA SEED JAPANは、六ヶ所村と東京の若者として連携をし、アクションしていきたいと思います。
~福島・青森・東京で「責任ある経済」の本質を語り合う~を開催しました。 土と平和の祭典の前日10月18日に、多摩信用金庫 長島剛さん、大地を守る会 来島晋一さん、有機農家
大内督さん、東北あしたの森 山本勇樹さんをお呼びし、「責任ある経済」についてお話しました。 詳しい報告につきましては、A SEED JAPANソーシャル・エコノミー・ダイアローグ 地域に愛を!おカネに意志を!~福島・青森・東京で「責任ある経済」の本質を語り合う~の報告書をご参照ください。
2014-11-28