2005年12月3日
鮎Day! 〜ダム問題から見えてきた日本の構造問題〜
2005年10月にA SEED JAPANメンバーが視察に訪れた九州の川辺川は、日本有数の鮎の産地として有名です(詳しくはツアーの活動報告を参照)。今回は視察の報告会を「鮎Day」と銘打って開催しました。私は今回のメインである鮎を焼く一人として、参加しました。
産地直送の鮎を囲み、鮎Dayはスタート。まず、川辺川問題の基礎知識の話で現在の問題点が共有されました。その後、この問題に取り組んでいる渡辺さんとA
SEED JAPANメンバーとのトークセッションで、より具体的な現状が浮き彫りになりました。実際に現場に立つ人の声を聞く機会は少ないのでとても心に響きました。そして最後は川原一紗さんの優しい歌声でみんなの一体感が生まれ、閉会となりました。
今回の報告会において、鮎が果たした役割は大きかったと思います。自分が今まさに食した最高の鮎が暮らす川に危機が迫っている、と考えると一気に問題が近づいてきました。おいしい鮎を通して、素敵な音楽を通して、問題を感じる。そして動く。根本解決のために僕たちができることはまだまだあるはず…。このような伝え方もあるのだなと感じました。
鮎の美味と共に、問題意識を常に持ち、根本解決に向けて動いていくぞ、という熱い思いが体の中に残った一日でした。
(文責:松井 徹哉)
▼2005年10月7〜10日 熊本・川辺川現場体験ツアー
http://www.aseed.org/event_report/20051007-10.html
▼カフェスロー
http://www.cafeslow.com/
▼子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会
http://kawabegawa.jp/
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天然の鮎を炭火でじっくり焼きました |
来場者が感じたダム問題へのメッセージ |
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ASJメンバーと川原さん |
ダム問題に長年取り組む渡辺さんとのトークセッション |
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川原一紗さん |
鮎にガブッ! |
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