鉱物資源の採掘現場では、生物多様性の破壊、先住民コミュニティの強制退去、児童労働などの深刻な問題が生じてきました。
また、採掘に絡む利権が紛争を助長させている地域もあり、資源採掘の現場では実に多様な問題が発生していると言えます。我々の便利な生活の裏で、今も多くの人々や野生生物が傷ついているのです。
私たちは以上のような問題の解決を目指し、市民社会・企業活動の2面から活動を行っています。
採掘問題の認知を広め問題解決の土壌をつくるため、2010年7月にエシカルケータイキャンペーンを開始しました。(このキャンペーンはA SEED JAPAN、国際環境NGO FoE Japan、アムネスティ・インターナショナル日本、FLAT SPACEの4団体によって共同運営されています。)
イベントでのブース出展などを通じ、人も動物も傷つけない「エシカル」(倫理的・道徳的)な金属調達を求めるための市民・団体の賛同を募っています。
環境・人権に配慮した金属を用いた製品を求めていくために、メーカー等に対し、鉱物・金属調達の際の環境・社会配慮について質問する公開質問や意見交換を実施しています。