クリスマスだけが世界の共通の日ではないのだ
明日はいよいよクリスマス。街はイルミネーションで飾られ、なんとなくお祭りのような心が躍る気分である。世界共通のクリスマスという日は各国でも過し方は異なる。ジャマイカではレゲー風のクリスマスソングをラジオで流しながらフルーツの盛り合わせを食べ、インドではバナナやマンゴーの木に飾りつけをするのだそうだ。ヨーロッパでは、イルミネーションが輝き、キャンドルライトの明かりが厳かな雰囲気を造る中、家族一緒に聖堂でキリストの誕生物語を聞くという。日本とは全然違う過し方である。きっと国や個人によりクリスマスという価値観は違うのであろう。しかし本当にクリスマスという日だけが特別で、共通なのだろうか?
ところで、谷川俊太郎の「朝はリレーをしている」という詩を知っていますか?世界のどこかでは夜が来るように、太陽と月が時間という掛け橋で、朝という時間で、世界は一つであると教えてくれている。クリスマスだけが共通の日ではないのだ。あなたの一日のスタートはどこかの国から朝をバトンタッチしてもらい、あなたの一日の終わりはどこかの国に一日の始まりをバトンタッチしてあげるのだ。どうせ一日の始まりをバトンタッチするのなら、その国の朝をステキな一日の始まりにしてあげたい。その為には今日の終わりに、自分の一日はステキだったと思いたいものだ。
(shibacco)
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